12.7 用語集

このドキュメントで使用されている最も重要な専門用語とプロトコルについて、簡単に説明します。

VoIP

voice over Internet protocolの略です。このテクノロジにより、通常の電話の通話を、パケットでリンクされたルートにより、インターネット上で伝送することができます。音声情報は、IPによってインターネット上で伝送される他のデータと同様に、パケットに分割されて送信されます。

SIP

session initiation protocolの略です。このプロトコルは、ネットワーク上でメディアセッションを確立するために使用されます。Linphoneの場合、SIPは、相手側のマシン上で呼び出し音を鳴らし、通話を開始して、どちらかが会話を終えたら通話を終了させるための働きをします。音声データの実際の伝送はRTPによって扱われます。

RTP

real-time transport protocolの略です。UDP上で動作し、ネットワーク上でメディアストリームを伝送することを可能にします。データは、番号が付けられ、タイムスタンプに従って運ばれる個別のパケットによって伝送されます。これによって、データを正しい順番に並べて、パッケージが失われた場合に検出することができます。

DTMF

DTMF円コーダは、通常の電話と同じように、様々なキーを表す2種類のトーンを使います。それぞれのキーは、高いトーンと低いトーン1つずつの、個別の組み合わせと関連付けられています。デコーダは、これらのトーンの組み合わせを、数字に戻します。LinphoneはDTMFのシグナルをサポートしており、ボイスメールのチェックなど、リモートの動作をトリガすることができます。

コーデック

コーデックとは、オーディオおよびビデオデータを圧縮するために特別に設計されたアルゴリズムのことです。

ジッタ

ジッタとは、接続内でのレイテンシ(遅れ)のばらつきのことです。オーディオデバイスや、ISDNやPSTNのような接続指向のシステムは、データの連続したストリームを必要とします。この点を補正するために、VoIPの端末とゲートウェイにはジッタバッファが実装されており、パケットをいったん集めてから、オーディオデバイスや(ISDNのような)接続指向のラインに中継します。ジッタバッファのサイズを大きくすれば、データが失われる可能性は小さくなりますが、接続のレイテンシは大きくなります。