5.4 フォルダおよびKonquerorのあるファイルの管理

Konquerorは、Webブラウザ、ファイルマネージャ、ドキュメントビューア、イメージビューアの統合ツールです。次のセクションでは、ファイル管理のためのKonquerorの使用について説明します。WebブラウザとしてのKonquerorについては、第7章 WebブラウザKonqueror (↑アプリケーション)を参照してください。

パネルにある家の形のアイコンをクリックしてファイルマネージャとしてのKonquerorを起動します。Konquerorには、ホームディレクトリの内容が表示されます。

図 5.4 ファイルマネージャKonqueror

ファイルマネージャKonqueror

Konquerorファイルマネージャウィンドウは、次の要素から構成されます。

メニューバー

メニューバーには、ファイルのコピー、移動、または削除、ビューの変更、追加ツールの起動、設定の定義、およびヘルプの取得などのアクションについてのメニュー項目があります。

ツールバー

ツールバーを使用すると、よく使用する機能に簡単にアクセスできます。これらの機能には、メニューからもアクセスできます。アイコンの上にポインタを移動すると、簡単な説明が表示されます。ツールバーの右側には、Konquerorアイコンがあり、ディレクトリやWebページのロード中、アニメーションで表示されます。

場所ツールバー

場所ツールバーには、ファイルシステム内の、ディレクトリまたはファイルへのパスが表示されます。表示フィールドに入力するか、ディレクトリの1つをクリックすることで、ディレクトリへの直接のパスを入力できます。場所ツールバーの左隅にある、黒に白抜きのXがあるバーをクリックして、行の内容を削除します。アドレスを入力した後、Enterを押すか入力行の右端にある[進む]アイコンをクリックします。

Windowsオペレーティングシステムと異なり、Linuxではドライブ文字は使用しません。Windowsでは、フロッピーディスクドライブをA:\でアドレス指定し、WindowsシステムデータはC:\の下にある、などのようになります。Linuxでは、すべてのファイルとディレクトリがツリー型構造で配置されます。最上位のディレクトリは、ファイルシステムルートまたは/と呼ばれます。他のすべてのディレクトリには、ここからアクセスできます。次に、Linuxファイルシステム内の最も重要なディレクトリの概略を示します。

/homeでは、システム上にアカウントを持つすべてのユーザの個人データが保持されます。このディレクトリにあるファイルは、その所有者またはシステム管理者しか変更できません。たとえば、各自の電子メールディレクトリは、このディレクトリにあります。

[Note]ネットワーク環境でのホームディレクトリ

ネットワーク環境で作業している場合は、ホームディレクトリは/homeとは呼ばれないことがありますが、ファイルシステム内のどのディレクトリにもマッピングできます。

/mediaでは、一般にシステムのハードディスク以外のあらゆるタイプのドライブが保持されます。USBフラッシュドライブは、接続されると/mediaの下に表示されます。これは、デジタルカメラ(USBを使用する場合)またはDVDやCDドライブを接続した場合も同様です。

/usr/share/docの下に、Linuxシステムとインストールされたパッケージに関するあらゆる種類のマニュアルがあります。manualサブディレクトリには、このマニュアルのデジタルコピーと他のマニュアル、そしてインストールされたLinuxシステムのバージョンのリリースノートが置かれています。packagesディレクトリには、ソフトウェアパッケージに付属するマニュアルが保持されます。

/windowsは、システム上にMS WindowsとLinuxの両方がインストールされている場合にのみ表示されます。ここには、MS Windowsのデータがあります。

Linuxファイルシステムの概念の詳細およびディレクトリの詳細なリストについては、3.1.2項 「Linuxのディレクトリ構造」を参照してください。

ナビゲーションパネル

F9を押して、ナビゲーションパネルを非表示および表示にできます。ナビゲーションパネルには、ツリービューでの情報が表示されます。ナビゲーションパネルの左側にあるタブでシンボルをクリックして、表示したい内容を決定します。アイコンの上にマウスポインタを移動すると、簡単な説明が表示されます。たとえば、ファイルシステムをルートフォルダまたはホームディレクトリで開始されるツリーとして表示できます。

表示フィールド

表示フィールドには、選択したディレクトリまたはファイルの内容が表示されます。[表示]メニューでは、[アイコンビュー][ツリービュー]、または[詳細リスト表示]など、内容を表示する別のビューモードの中から選択します。ファイルをクリックすると、Konquerorに内容のプレビューが表示されるか、ファイルが次の処理を行うアプリケーションにロードされます。ファイルの上にマウスポインタを移動すると、Konquerorには、所有者、権限、変更日付などの、ファイルの詳細情報のあるツールチップが表示されます。

5.4.1 ファイルのコピー、移動、または削除

ファイルのコピー、移動、または削除のようなアクションの実行には、アクションに関連するフォルダとファイルに対する適切な権限が必要です。ファイルシステムパーミッションの詳細については、3.2項 「ユーザとアクセス権」を参照してください。

[Tip]Konquerorでのオブジェクトの選択

Konquerorでファイルまたはフォルダをクリックして、アクションを直接起動します。ファイルのプレビューが表示されるか、フォルダが開かれます。MS Windowsの従来のユーザーにとっては、この動作は一風変わっているかもしれません。他のアクションなしでファイルを選択だけしたい場合は、Ctrlを押してからオブジェクトをクリックします。かわりに、コントロールセンター6.2.7項 「地域及びアクセス補助」でマウス設定を変更します。

ファイルまたはフォルダをコピーまたは移動するには、以下の手順を実行します。

  1. オブジェクトを右クリックして、コンテキストメニューから[コピー]または[移動]を選択します。

  2. オブジェクトをサブメニューにあるフォルダにコピーまたは移動したい場合は、対応するメニュー項目を選択して、[ここにコピー]または[ここに移動]をクリックします。以前にすでに使用している宛先フォルダが、サブメニューの下側に一覧表示されます。

  3. オブジェクトを別のフォルダにコピーまたは移動するには、[参照]を選択します。ファイルシステムのツリービューが開き、宛先フォルダを選択できます。

ドラッグアンドドロップを使用すると、Konquerorでのオブジェクトのコピーまたは移動などの操作が簡単にできます。たとえば、ドラッグするだけで、1つのウィンドウから別のウィンドウにオブジェクトを簡単に移動できます。オブジェクトをドロップすると、そのオブジェクトを移動するかコピーするかを尋ねられます。

ファイルまたはフォルダを削除するには、以下の手順を実行します。

  • オブジェクトを選択してDelを押すか、ファイルを右クリックしてから、コンテキストメニューから[ごみ箱へ移動]を選択します。オブジェクトはごみ箱へ移動されます。必要な場合は、ファイルまたはフォルダをそこから復元するか、完全に削除することができます。5.3.1項 「ごみ箱の管理」も参照してください。

  • オブジェクトを復元できないように削除するには、[編集]+[削除]をクリックするか、Shift-Delを押します。

5.4.2 新しいフォルダの作成

Konquerorで新しいフォルダを作成するには、以下の手順に従います。

  1. サブフォルダの追加先のフォルダを右クリックします。

  2. [新しいフォルダの作成]を選択します。

  3. [新しいフォルダ]ダイアログで、新しいフォルダの名前を入力して、[OK]をクリックします。

5.4.3 ファイルの関連付けの変更

Konquerorでは、ファイルを開くのに使用する必要があるアプリケーションを選択できます。

図 5.5 Konquerorでのファイルの関連付けの設定

Konquerorでのファイルの関連付けの設定
  1. Konquerorでは、[設定]+[Konquerorを設定]+[ファイルの関連付け]をクリックします。

  2. 拡張子を検索するには、拡張子を[ファイルパターンを検索]に入力します。検索条件に一致するファイルパターンを持つファイルタイプだけがリストに表示されます。たとえば、アプリケーションを*.pngファイルに変更するには、png[ファイルパターンを検索]に入力します。

  3. [既知のタイプ]リストで、ファイルタイプをクリックして、このファイルタイプについての設定ダイアログを開きます。アイコン、ファイル名パターン、説明、およびアプリケーションの順番を変更できます。

    ツールがリストにない場合は、[アプリケーションの優先順位][追加]をクリックしてそのツールのコマンドを入力します。

    リストエントリの順番を変更するには、移動するプログラムをクリックし、[上に移動]または[下に移動]をクリックしてより高い優先度または低い優先度を割り当てます。このタイプのファイルをクリックすると、リストの一番上にあるアプリケーションがデフォルトで使用されます。

  4. [既知のタイプ]リストにないファイルタイプが必要な場合は、[追加]をクリックすると、グループを選択してタイプ名を入力するためのダイアログボックスが表示されます。

    グループによって、オーディオ、イメージ、テキスト、ビデオなどのメインタイプが決まります。通常は、ファイルタイプにこれらのいずれかを割り当てることができます。

    1. [OK]をクリックしたら、ファイルの拡張子を決定します。

    2. テキストフィールドに説明を入力し、使用するアプリケーションを指定します。

  5. [OK]をクリックします。