5.3 デスクトップコンポーネント

グラフィカルデスクトップ環境は、従来のWindowsまたはMacintoshのユーザーについては、いかなる問題も発生することはありません。デスクトップ上にある主要なコンポーネントは、デスクトップ上にあるアイコンと、画面の下端にあるパネルです。

図 5.1 KDEデスクトップの例

KDEデスクトップの例

デスクトップアイコンは、ファイル、ディレクトリ、アプリケーションや機能、およびリムーバブルメディア(CD、DVDなど)を表します。

デスクトップ要素の設定については、第6章 KDEデスクトップをカスタマイズするを参照してください。

パネル(KDEでは、「Kicker」とも呼ばれます)はバーで、通常は、画面の上端または下端に置かれています。パネルは、アプリケーションやシステムの実行、および重要な機能やアプリケーションへの容易なアクセスに不可欠なあらゆる情報を提供するようになっています。アイコンの上にポインタを移動すると、簡単な説明が表示されます。

図 5.2 KDE パネル(Kicker)

KDE パネル(Kicker)

パネルは通常、次のエリアから構成されています。

メインメニューアイコン

デフォルトでは、パネルの左端に、メインメニューを開くアイコンがあり、MS Windowデスクトップにある[スタート]ボタンと類似しています。メインメニューは、主要なアプリケーションにアクセスできるように、よく整理された構造になっています。また、ログアウトしたりアプリケーションを検索したりするような主要な機能についてのメニュー項目もあります。5.3.3項 「メインメニューへのアクセス」を参照してください。

クイックラウンチャ

メインメニューアイコンの隣に、クイックラウンチャがあります。クイックラウンチャは、最も重要な機能やアプリケーションのアイコンを保持します。それにより、メインメニューを通さなくてもそうした機能やアプリケーションを起動できます。また、SUSE Help Centerについてのアイコンもあり、システムについてのオンラインヘルプを確認できます。第4章 ヘルプとドキュメントを参照してください。

デスクトッププレビューア

クイックラウンチャの隣に、デスクトッププレビューアがあり、別のデスクトップが表示されます。仮想デスクトップによって、作業を整理することができます。同時に多くのプログラムを使用する場合は、1つのデスクトップでいくつかのプログラムを実行して、もう1つのデスクトップでまたいくつかのプログラムを実行することができます。デスクトップを切り替えるには、パネルでデスクトップのシンボルをクリックします。

タスクバー

タスクバーは、デスクトッププレビューアの隣に配置されています。デフォルトでは、開始されているすべてのアプリケーションはタスクバーに表示されるので、現在アクティブなデスクトップであるかどうかに関わらず、どのアプリケーションにもアクセスできます。タスクバーの中でウィンドウのタイトルをクリックすると、それに対応するアプリケーションがフォアグラウンドになります。そのアプリケーションが既にフォアグラウンドになっている状況で、ウィンドウのタイトルをクリックすると、そのアプリケーションは最小化されます。

システムトレイ

パネルの右端の部分は通常は、システムクロック、ボリューム制御、および他のいくつかのヘルパーアプリケーションを保持します。

パネルの設定については、パネルの要素の変更を参照してください。

5.3.1 ごみ箱の管理

ごみ箱は、削除マークの付いたファイルを格納するためのディレクトリです。ファイルマネージャまたはデスクトップから、マウスの左ボタンを押したままアイコンをごみ箱までドラッグし、次いでそこでアイコンをドロップします。代わりに、アイコンを右クリックし、メニューから[ごみ箱へ移動] を選択することもできます。ごみ箱のアイコンをクリックすると、その内容を表示できます。必要に応じて、ごみ箱の中にある項目を取り出すこともできます。

ファイルを右クリックして[削除]を選択する方法で削除した場合、そのファイルはごみ箱へ移動されることなく、完全に削除されます。ごみ箱の中にあるファイルを削除するには、ごみ箱のアイコンを右クリックし、[ごみ箱を空に] を選択します。

5.3.2 CD-ROM、DVD-ROM、およびフロッピーディスクへのアクセス

リムーバブルメディアにあるデータにアクセスするには、デスクトップの[マイコンピュータ]をクリックしてから、希望のドライブをクリックします。

メディアが使用できる場合にアイコンをクリックすると、ファイルマネージャが起動されて、内容が表示されます。個別のアイコンを右クリックすると、さまざまなオプションとともにメニューが表示されます。マウスの左ボタンを押したまま、ファイルを適切な位置までドラッグする方法により、デスクトップや自分のホームディレクトリなど、さまざまな場所へファイルを移動することも可能です。ファイルの移動またはコピーをするのか、それともリンクを作成するのか問い合わせを受けます。また、ホームディレクトリからフロッピーディスクに、ファイルをコピーまたは移動することもできます。

5.3.3 メインメニューへのアクセス

パネルの左端にあるアイコンを使用して、メインメニューを開きます。または、Alt-F1を押します。メインメニューは、次のセクションに分かれています。[最も使用したアプリケーション][全てのアプリケーション](すべてのアプリケーションがカテゴリごとにソートされたメニュー)、および[動作]。開始するアプリケーションは、[最も使用したアプリケーション]セクションに最もよく表示されます。

アプリケーションの名前(または少なくとも名前の一部)がわかっているが、メインメニューからの起動方法が不明な場合は、[全てのアプリケーション]セクションにある検索機能を使用できます。

図 5.3 メインメニュー検索機能

メインメニュー検索機能

検索フィールドにアプリケーション名の一部を入力するだけで、Enterキーを後から押す必要はありません。アプリケーションがシステムにインストールされている場合は、このアプリケーションにつながるメニュー構造がメインメニューで反転表示されます。