15.5 gqcamによるwebcamの操作

gqcamは、webcam (Webカメラ)を使用してスナップショットまたは自動的に連続写真を撮影する作業を支援する、webcamアプリケーションです。gqcamを使用するには、Video4Linuxがサポートしているwebcamが必要です。USB Webカメラの多くは、自動的に認識されます。グレースケールカメラやカラーカメラも使用できます。Video4LinuxをサポートしているTVチューナーカードも、画像のソース(供給源)として使用できます。サポートされているUSBデバイスの概要は、http://www.linux-usb.orgに掲載されています。GUI (グラフィカルユーザインタフェース)は、必須ではありません。gqcamは、コマンドラインからも実行できるためです。

15.5.1 操作

gqcamを起動する前に、カメラをUSBポートに接続します。次に、gqcamを実行します。webcamの現在の画像は、アプリケーションウィンドウの上側の部分に自動的に表示されます。下側の部分には、必要に応じてホワイトバランス、コントラスト、ティント、および彩度を調整するためのスライダがあります。輝度は自動的に設定されています。この機能を設定するには、[ファイル]+[初期設定]の順に選択し、+[一般]を選択します。[Filters (フィルタ)]は、偽色補正スイッチを採用しています。一部のカメラは、伝送する際に、赤と青のチャネルを入れ替えるためです。

複数のwebcamを操作する場合、[ファイル]+[Open New Camera (新しいカメラを開く)]の順に選択して、他のカメラに切り替えることができます。ダイアログが開いたら、新しいデバイスを選択します。最初のカメラは/dev/video0デバイスにアタッチされ、2番目のカメラは/dev/video1にアタッチされます。以下同様です。

15.5.2 スナップショット

カメラを使用してスナップショットを撮影するには、[Snap Picture (スナップショットの撮影)]をクリックします。表示されたダイアログで、ファイル名と写真の形式を選択します。[カメラ]+[Set Timer (タイマーの設定)]の順に選択して、一連の写真を作成します。[Set image information (イメージ情報の設定)]で、キャプチャ頻度を秒または分単位で設定し、画像の他のプロパティも設定します。[Run command after snap: (スナップショット後にコマンドを実行:)]を使用して、毎回のキャプチャイベントが発生した後に実行するオプションのスクリプトを選択することもできます。たとえば、このスクリプトを使用して、キャプチャされた画像をFTPサーバにアップロードすることもできます。

15.5.3 コマンドライン

gqcamは、GUI (グラフィカルユーザインタフェース)なしで実行することもできます。たとえば、cronジョブによって自動的な監視機能を制御する場合、この手法の使用が考えられます。この場合、必要な設定値すべてをパラメータとしてこのアプリケーションに渡す必要があります。gqcam -t JPEG -s -d webcam.jpgを実行すると、カメラがキャプチャした現在の画像をwebcam.jpgというファイル名で保存できます。-tオプションは、ファイル形式を定義します。使用可能な値は、JPEG、PNG、および PPM です。コマンドラインスイッチ-sは、色補正機能を有効にします。保存先のファイル名は、-dオプションを使用して渡します。複数のwebcamを操作している場合、デバイスの名前を渡す必要があります。デバイス名が指定されていない場合、デフォルトのデバイスである/dev/video0が使用されます。2台目のカメラから画像をキャプチャするには、-v /dev/video1オプションを追加する必要があります。すべてのオプションを表示するには、gqcam --helpを実行します。