7.4 Nautilusを使用したファイルおよびフォルダの管理

Nautilusは、GNOMEのファイルマネージャであり、ファイルビューアでもあります。Nautilusを使えば、フォルダやドキュメントの作成、ファイルやフォルダの表示と管理、スクリプトの実行、CDへのデータ書き込み、URIの表示が行えます。ここでは、Nautilusの基本機能の概要と設定に関するいくつかのヒントを示します。詳細は、Nautilusのヘルプページを参照してください。Nautilusを開くには、メニューエントリを使用するか、デスクトップの[Computer]または[Home]アイコンをクリックします。

7.4.1 Nautilus内の移動

Nautilusの標準ウィンドウを図 7.4. 「Nautilusの標準ウィンドウ」に示します。フォルダの内容は、デフォルトではアイコンとして表示されます。アイコン表示には、各ファイルのアイコンとファイル名だけが含まれます。説明に従って設定すれば、ファイルの内容をプレビューできます。フォルダアイコンをダブルクリックすると、新しいNautilusウィンドウにフォルダの内容が表示されます。

図 7.4 Nautilusの標準ウィンドウ

Nautilusの標準ウィンドウ

フォルダ間を移動するには、Nautilusウィンドウの左下隅にあるドロップダウンメニューを使用します。このメニューに、カレントディレクトリからルートファイルシステムまでのすべての親フォルダが表示されます。目的のフォルダを選択すると、新しいNautilusウィンドウが古いウィンドウの上に開き、選択したフォルダの内容が表示されます。または、[ファイル]+[親フォルダを開く]の順にクリックすると、現在のフォルダのすぐ上の親フォルダが開きます。これらの親フォルダを閉じるには、[ファイル]、+[全ての親フォルダを閉じる]を選択します。

ブラウザのような方法でフォルダ間を移動したい場合には、フォルダを右クリックして[フォルダの閲覧]をクリックすることにより、Nautilusのブラウザインタフェースに切り替えることができます。新しいNautilusウィンドウが開きます。このウィンドウは通常の機能を備えていますが、ルックアンドフィールはブラウザに似ています。

Webブラウザと同じように、[戻る][進む][上へ]の各ボタンを使用してフォルダやファイルを参照できます。7.4.2項 「ファイル管理」で説明している機能と設定オプションは、ブラウザインタフェースにも適用されます。

7.4.2 ファイル管理

Nautilusでは、ドラッグアンドドロップするだけで、複数のタスクを実行できます。たとえば、デスクトップからファイルをドラッグして、開いているNautilusウィンドウにドロップすることができます。2つのNautilusウィンドウを開いている場合には、一方のウィンドウからファイルやフォルダをドラッグして、他方のウィンドウにドロップできます。項目をコピーするには、それを選択し、Ctrlキーを押しながら新しい場所にドラッグします。アプリケーションからフォルダウィンドウにテキストをドラッグすると、新しいテキストドキュメントを作成できます。

ファイルを2つのディレクトリ間で移動するには、移動するファイルを含むディレクトリを開いて、[ファイル]、+[場所を開く]の順に選択して移動先のディレクトリのパスを入力し、[開く]をクリックしてから、ファイルを移動先のNautilusウィンドウにドラッグします。ファイルとフォルダは、開いているNautilusウィンドウとデスクトップとの間で移動できます。

ファイルのコピーを作成するには、[編集]、+[複製]を選択します。ファイルの単純な切り取り、コピー、および貼り付けを行うには、[編集]メニューを使用するか、ファイルアイコンを右クリックしてコンテキストメニューから適切な項目を選択します。ファイル名を変更するには、ファイルアイコンを右クリックして[名前の変更]をクリックします。

Nautilusでは、ネットワーク経由でファイルを参照することもできます。リモートサーバ(FTP、SSH、HTTP、Sambaサーバなど)に接続するには、[ファイル]、+[サーバへ接続]を選択します。サーバのタイプのほか、アクセスするフォルダ名やポート番号、ユーザ名など、付加的な情報が求められます。[接続]をクリックすると、[場所]パネルメニューにリモートフォルダが表示されます。このフォルダはデスクトップアイコンとしても表示されます。その後リモートサーバに接続するときは、[場所]メニューから適切な項目を選択して、ネットワークフォルダにログインするために必要な認証情報を入力します。これらの接続を閉じるには、デスクトップアイコンを右クリックして[アンマウント]をクリックします。

Nautilusは、基本的なCDおよびDVDの書き込み機能を備えています。データをCDまたはDVDにコピーするには、書き込むデータを含むディレクトリを作成して、[場所]、+[CD/DVDの作成]の順に選択し、データを含むフォルダを[CD/DVDの作成]ウィンドウにドラッグして、[ファイル]、+[ディスクへ書き込む]を選択します。

7.4.3 MIMEタイプの編集

Webブラウザまたはファイルブラウザでファイルをクリックしたときに、そのファイルをどのアプリケーションで開くかは、MIMEタイプよって決定されます。実際のファイルタイプとファイルのMIMEタイプは相互に密接に関連しています。HTMLファイルの場合、ファイルタイプはhtmlで、登録されるMIMEタイプはtext/htmlです。Nautilusにはほとんどの一般的なMIMEタイプのサポートが組み込まれているので、ファイルを開くときに適切なアプリケーションが起動されます。この例では、Webブラウザが起動されます。

MIMEタイプを編集するには:

  1. Nautilusのウィンドウで、MIMEタイプを変更するファイルを右クリックします。

  2. [プロパティ]、+[開き方]の順に選択します。

  3. [追加]をクリックして、適切なアプリケーションを探します。

  4. 使用するアプリケーションを選択して、[Add]をクリックします。

  5. [閉じる] をクリックしてダイアログを閉じます。

図 7.5 MIMEタイプの編集

MIMEタイプの編集

MIMEタイプがまだ登録されていない場合も、同じ手順に従ってください。この変更はグローバルに適用されます。つまり、このタイプのファイルは常に定義されたアプリケーションで開かれます。