26.8 トラブルシューティング

Apacheが起動しないと、Webページにアクセスすることはできず、ユーザがWebサーバに接続することもできないので、問題の原因を見つけ出すことは重要です。ここでは、どこを見てエラーの理由を探したらよいかということと、チェックするべき重要な点について説明します。

まず、rcapache2 (26.3項 「Apacheの起動および停止」を参照)はエラーについて詳しく報告するので、Apacheの運用で実際に使用すればとても役立ちます。ときには、Webサーバの起動と停止に/usr/sbin/httpd2バイナリを使用している場合もあります。その代わりにrcapache2スクリプトを使用します。rcapache2は、設定エラーを解決するためのヒントも提供してくれます。

第2に、ログファイルの重要性を十分に認識してください。致命的なエラーとそうでないエラーのどちらの場合でも、Apacheのログファイル、主にエラーログファイルを見て、原因を探してください。さらに、ログファイルにさらに詳細な情報を記録することが必要な場合には、LogLevelディレクティブで、記録されるメッセージの詳細さを制御することができます。デフォルトでは、エラーログファイルは、/var/log/apache2/error_logにあります。

[Tip]簡単なテスト

tail -F /var/log/apache2/my_error_logコマンドで、Apacheのログメッセージを確認します。それから、rcapache2 restartを実行します。そして、ブラウザでの接続をもう一度試みて、出力を確認してください。

よくある間違いは、サーバのファイアウォール設定で、Apache用のポートを開けていないことです。YaSTでApacheを設定する場合には、この点を扱うための別のオプションが存在します(26.2.2項 「ApacheをYaSTで設定する」を参照)。Apacheを手動で設定する場合は、YaSTのファイアウォールモジュールを使用してHTTPとHTTPS用のファイアウォールポートを開きます。

このようにしても、エラーを特定できない場合には、http://httpd.apache.org/bug_report.htmlの、オンラインのApacheバグデータベースチェックしてください。加えて、http://httpd.apache.org/userslist.htmlのメーリングリストで、Apacheのユーザコミュニティに参加することができます。お勧めできるニュースグループは、comp.infosystems.www.servers.unixです。