26.3 Apacheの起動および停止

YaSTを使用して設定した場合(26.2.2項 「ApacheをYaSTで設定する」を参照)、Apacheは、システムのブート時にランレベル3と5で起動し、ランレベル0、1および6で停止します。この動作は、YaSTのランレベルエディタまたはコマンドラインツールのchkconfigを使用して変更できます。

実行中のシステムでApacheを起動、停止または操作するには、initスクリプトの/usr/sbin/rcapache2を使用します(initスクリプトの一般的な情報については8.2.2項 「initスクリプト」を参照)。rcapache2コマンドでは、以下のパラメータが使用されます。

start

Apacheが実行中でない場合に起動します。

startssl

SSLサポートのあるApacheが実行中でない場合に起動します。SSLサポートについての詳細は、26.6項 「SSLをサポートするセキュアWebサーバのセットアップ」を参照してください。

restart

Apacheを停止し、再起動します。Apacheが実行中でなかった場合は、新規に起動します。

try-restart

Apacheが実行中の場合にのみ、停止し、再起動します。

reload or graceful

フォークしたすべてのApacheプロセスに、シャットダウンする前に要求を完了させて、それからWebサーバを停止します。1つのプロセスが終了するたびに、新たに開始したもので置き換えられるので、最終的にはApacheが完全に「再起動」したことになります。

[Tip]ティップ

rcapache2 reloadは、設定の変更を有効化するときなど、実働環境でApacheを再起動する場合に推奨されている方法です。接続の切断を行わずに、すべてのクライアントにサービスを提供し続けることができるからです。

configtest

実行中のWebサーバに影響することなく、設定ファイルの構文をチェックします。このチェックは、サーバが起動、再ロードまたは再起動するたびに行われるため、通常は明示的にテストを実行する必要はありません(設定エラーが検出された場合、Webサーバは起動、再ロードまたは再起動されません)。

probe

再ロードの必要性を検出し(設定が変更されたかどうかを確認)、rcapache2コマンドに必要な引数を提示します。

server-status and full-server-status

それぞれ、簡単または完全ステータス画面を表示します。lynxまたはw3mのいずれかがインストールされており、module mod_statusが有効になっている必要があります。これに加え、status/etc/sysconfig/apache2ファイルのAPACHE_SERVER_FLAGSに追加する必要があります。

[Tip]その他のフラグ

rcapache2にその他のフラグを指定すると、これらのフラグはWebサーバを通過します。