2.11 テキストモードのYaST

ここでは、自身のシステムでXサーバを稼動しないシステム管理者および上級者を主に対象としており、テキストベースのインストールツールに基づいています。テキストモードのYaSTの起動と運用に関する基本的な情報を示しています。

YaSTをテキストモードで起動すると、YaSTコントロールセンターが最初に表示されます。図 2.6. 「テキストモードのYaSTのメインウィンドウ」を参照してください。このメインウィンドウは、以下の3つの主要領域で構成されています。太い白枠で囲まれた左側のフレームには、各種モジュールが属するカテゴリが示されます。アクティブカテゴリは、背景色付きで示されています。細い白枠で囲まれた右側のフレームには、アクティブカテゴリで使用可能なモジュールの概要が示されています。下方のフレームには、[ヘルプ]および[終了]用のボタンがあります。

図 2.6 テキストモードのYaSTのメインウィンドウ

テキストモードのYaSTのメインウィンドウ

YaSTコントロールセンターが起動されると、カテゴリ[ソフトウェア]が自動的に選択されます。カテゴリを変更するには、を使用します。選択したカテゴリからモジュールを起動するには、を押します。選択したモジュールがここで太い枠付きで表示されます。必要なモジュールを選択するには、を使用します。矢印キーを押したままにして、使用可能なモジュールのリストをスクロールします。モジュールを選択すると、モジュールのタイトルが背景色付きで表示され、簡単な説明が下方のフレームが表示されます。

Enterを押して、必要なモジュールを起動します。モジュール内のさまざまなボタンまたは選択フィールドには、別の色(デフォルトでは黄色)の文字が含まれます。そのままTabでナビゲートする代わりとなるボタンを選択するには、Alt-yellow_letterを使用します。YaSTコントロールセンターを終了するには、[終了]ボタンを押すか、カテゴリ概要で[終了]を選択してEnterを押します。

2.11.1 モジュールでのナビゲーション

以降では、YaSTモジュール内のコントロール要素について、ファンクションキーとAltキーの組み合わせがすべて機能し、別のグローバル機能を割り当てられていないことを前提として説明します。可能性のある例外事項については、2.11.2項 「キーの組み合わせの制約」を参照してください。

ボタンおよび選択リスト間のナビゲーター

ボタン間および選択リストを含むフレーム間でナビゲートするには、TabAlt-TabまたはShift-Tabを使用します。

選択リストでのナビゲーター

選択リストを含むアクティブフレーム内の個々の要素間でナビゲーターするには、矢印キー()を使用します。フレーム内の個別エントリがその幅を超える場合は、Shift-またはShift-を使用して、右または左にスクロールします。代わりにCtrl-EまたはCtrl-Aを使用することもできます。この組み合わせは、コントロールセンターの場合のように、またはを使用したのでは、アクティブフレームまたは現在の選択リストが変更されてしまう場合に使用できます。

ボタン、ラジオボタン、およびチェックボックス

[]が付いていつボタン(チェックボックス)または()が付いているボタン(ラジオボタン)を選択するには、SpaceまたはEnterを押します。代わりに、Alt-yellow_letterでラジオボタンおよびチェックボックスを直接選択することもできます。この場合、Enterによる確認は不要です。Tabでアイテムにナビゲートする場合は、Enterを押して、選択したアクションを実行するか、対応するメニューアイテムをアクティブにします。

ファンクションキー

Fキー(F1からF12)を使用すると、さまざまなボタンの機能を素早く利用できます。どのファンクションキーが実際にどのボタンにマップされているかは、アクティブになっているYaSTモジュールによります。提供されるボタン([詳細]、[情報]、[追加]、[削除]など)は、モジュールごとに異なるからです。F10は、[OK][次へ]、および[完了]の代用として使用します。F1を押すと、YaSTのヘルプが表示され、個々のFキーにマップされた機能がそのヘルプに表示されます。

図 2.7 ソフトウェアインストールモジュール

ソフトウェアインストールモジュール

2.11.2 キーの組み合わせの制約

ウィンドウマネージャがグローバルなAltの組み合わせを使用していると、YaSTでのAltの組み合わせが機能しない場合があります。AltShiftなどのキーは、端末の設定に専有されている場合もあります。

AltEscの代用とする

Altショートカットは、Altの代わりにEscでも実行できます。たとえば、Esc-Hは、Alt-Hの代わりとなります。

Ctrl-FCtrl-Bによる前後のナビゲーション

AltShiftの組み合わせがウィンドウマネージャまたは端末に専有されている場合は、Ctrl-F (進む)とCtrl-B (戻る)を代わりに使用できます。

ファンクションキーの制約

Fキーは、各種機能にも使用されます。一部のファンクションキーは、端末に専有され、YaSTで使用できない場合があります。ただし、Altのキーの組み合わせとファンクションキーは、ピュアテキストコンソールでは常に完全に使用できます。

2.11.3 個別モジュールの起動

時間節約のため、個別のYaSTモジュールを直接起動できます。モジュールを起動するには、次のように入力します。

yast <module_name>

yast -lまたはyast --listと入力して、システムで使用可能になっているすべてのモジュールのリストを表示します。たとえば、yast lanと入力して、ネットワークモジュールを起動します。