第28章 Samba

目次

28.1. 用語
28.2. Sambaの起動および停止
28.3. Sambaサーバの設定
28.4. クライアントの設定
28.5. ログインサーバとしてのSamba
28.6. 関連情報

概要

Sambaを使用すると、DOS、Windows、OS/2マシンに対するファイルサーバおよびプリントサーバをUnixマシン上に構築できます。Sambaは、今や成熟の域に達したかなり複雑な製品です。Sambaは、YaST、SWAT (Webインタフェース)または設定ファイルを使用して設定します。


28.1 用語

SMBプロトコル

SambaはSMB(サーバメッセージブロック)プロトコルを使用します。SMBはNetBIOSサービスを基にしています。IBMからの圧力によって、Microsoftがこのプロトコルをリリースしたので、他のソフトウェアメーカはMicrosoftドメインネットワークに接続できるようになりました。Sambaでは、SMBプロトコルがTCP/IPプロトコルの上で動作するので、すべてのクライアントにTCP/IPプロトコルをインストールする必要があります。

CIFSプロトコル

CIFS (共通インターネットファイルシステムプロトコルは、Sambaでサポートされている別のプロトコルです。CIFSは、ネットワーク上で使用する標準のリモートファイルシステムで、ユーザグループによる共同作業およびネットワーク間でのドキュメントの共有ができるようにします。

NetBIOS

は、マシン間通信用に設計されたソフトウェアインタフェース(API)です。ここではネームサービスが提供されています。これにより、ネットワークに接続されたマシンが、それ自体の名前を維持できます。予約を行えば、これらのマシンを名前によって指定できます。名前をチェックする一元的なプロセスはありません。ネットワーク上のマシンでは、すでに使用済みの名前でない限り、名前をいくつでも予約できます。現在、NetBIOSインタフェースは、異なるネットワークアーキテクチャ用に実装できるようになっています。ネットワークハードウェアと比較的密接に機能する実装はNetBEUIと呼ばれますが、これはよくNetBIOSとも呼ばれます。NetBIOSとともに実装されるネットワークプロトコルは、Novell IPX (TCP/IP経由の NetBIOS)とTCP/IPです。

TCP/IP経由で送信されたNetBIOS名は、/etc/hostsで使用されている名前、またはDNSで定義された名前とまったく共通点がありません。NetBIOSは独自の、完全に独立した名前付け規則を使用しています。しかし、管理を容易にするために、DNSホスト名に対応する名前を使用することをお勧めします。これはSambaが使用するデフォルトでもあります。

Sambaサーバ

Sambaサーバは、IPネーミングサービスを介してクライアントにSMB/CIFSサービスおよびNetBIOSを提供するサーバです。Linuxの場合、Sambaサーバ用に2つのデーモンがあります。それらは、SMB/CIFSサービス用のsmndとネーミングサービス用のnmbdです。

Sambaクライアント

Sambaクライアントは、SMBプロトコルを介してSambaサーバからSambaサービスを使用するシステムです。Mac OS X、Windows、OS/2などの一般的なオペレーティングシステムは、すべてSMBプロトコルをサポートしています。TCP/IPプロトコルは、すべてのコンピュータにインストールする必要があります。Sambaは、異なるUNIXフレーバーに対してクライアントを提供します。Linuxでは、SMB用のカーネルモジュールがあり、LinuxシステムレベルでのSMBリソースの統合が可能です。Sambaクライアントに対していずれのデーモンも実行する必要はありません。

共有

SMBサーバは、そのクライアントに対し、共有によってハードウェア空間を提供します。共有は、サーバ上のサブディレクトリのあるディレクトリおよびプリンタです。これは名前によってエクスポートされ、名前によってアクセスされます。共有名にはどのような名前も設定できます。エクスポートディレクトリの名前である必要はありません。プリンタにも名前が割り当てられます。クライアントはプリンタに名前でアクセスできます。