第1章 OpenOffice.orgオフィススイート

目次

1.1. 他のOfficeアプリケーションとの互換性
1.2. Writerによる文書作成
1.3. Calcの使い方
1.4. Impressの使い方
1.5. Baseの使い方
1.6. 関連資料

概要

OpenOffice.orgは機能が豊富なLinuxオフィススイートで、テキスト文書の作成、表計算ドキュメントの使用、図形やプレゼンテーションの作成など、あらゆる種類のオフィスタスクに対応するツールを備えています。OpenOffice.orgでは、異なるコンピューティングプラットフォーム間で、同じデータを共用します。また、必要であれば、Microsoft Office形式でファイルを開いて編集し、この形式に戻して保存することもできます。ここでは、OpenOffice.orgを初めて使用するユーザに必要な基本的な事項について説明します。このアプリケーションは、SUSEメニューまたはoofficeコマンドを使用して起動します。

OpenOffice.orgは、互いに連携する複数のプログラムモジュールで構成されています。モジュールの一覧は、表 1.1. 「OpenOffice.orgアプリケーションモジュール」 (↑アプリケーション)にあります。この章では、Writerに焦点を合わせて説明します。各モジュールの詳細については、1.6項 「関連資料」 (↑アプリケーション)で説明するオンラインヘルプを参照してください。

表 1.1 OpenOffice.orgアプリケーションモジュール

Writer

強力なワードプロセッサアプリケーション

Calc

グラフ作成機能を持つ表計算アプリケーション

Draw

ベクタ図形を作成するための描画アプリケーション

Math

数式生成アプリケーション

Impress

プレゼンテーション作成アプリケーション

Base

データベースアプリケーション

アプリケーションの外観は、使用しているデスクトップやウィンドウマネージャによって異なります。さらに、使用しているデスクトップのオープンと保存のダイアログ形式が使用されます。外観に関係なく、基本的なレイアウトと機能は同じです。


1.1 他のOfficeアプリケーションとの互換性

OpenOffice.orgは、Microsoft Office文書、スプレッドシート、プレゼンテーション、およびデータベースと連携して使用できます。これらは他のファイルと同様にシームレスに開いて、同じ形式で保存できます。Microsoftの形式は非公開で、詳しい仕様は他のアプリケーションで利用できないので、書式の問題が発生することがあります。文書の問題が発生した場合は、元のアプリケーションで開き、テキスト文書の場合はRTF、スプレッドシートの場合はCSVなどのオープン形式で再び保存してみます。

アプリケーションを初めて切り替える場合など、多くの文書を変換する場合は、[ファイル]、+[ウィザード]、+[ドキュメント変換]の順に選択します。変換前のファイル形式を選択します。StarOfficeとMicrosoft Officeの複数の形式が用意されています。形式を選択したら[次へ]をクリックし、OpenOffice.orgによって変換するテンプレートおよび文書の場所と、変換済みファイルの保存場所を指定します。次に進む前に、すべての設定が正しいことを確認します。[次へ]をクリックして、実行するアクションの要約を確認します。設定がすべて正しいかをもう一度確認します。最後に、[変換]をクリックして変換を開始します。

[Important]Windowsファイルの検索

Windowsパーティションにある文書は、通常、/windowsのサブディレクトリにあります。

他のアプリケーションと文書を共有する場合は、いくつかの方法があります。受信側が文書を読み出すだけの場合は、[ファイル]、+[Export as PDF (PDFとしてエクスポート)]の順に選択してPDFファイルにエクスポートします。PDFファイルは、Adobe Acrobat Readerなどのビューアを使用して任意のプラットフォームで参照できます。文書を編集するために共有する場合は、標準的な文書形式を使用します。デフォルトの形式はOASISの標準XML形式に準拠しています。この形式では、多くのアプリケーション間で互換性が確保されます。TXTとRTF形式は書式設定に制限がありますが、テキスト文書には良い選択肢です。CSVは、スプレッドシートに有効です。OpenOffice.orgでは、受信側が希望する形式、特にMicrosoft形式で提供できる場合があります。

OpenOffice.orgは、多くのオペレーティングシステムで使用できます。このため、OpenOffice.orgはユーザのグループが頻繁にファイルを共有する必要があり各自のコンピュータのシステムが異なる場合、有効なツールになります。