第31章 PCMCIA

目次

31.1. pccardctlを使用したPCMCIAカードの制御
31.2. PCMCIAの詳細
31.3. トラブルシューティング

概要

PCMCIAという用語は、ハードウェア自体を指す場合に使用されますが、本来はPC Memory Card International Associationという組織の名前です。この組織は、考えられるすべてのタイプのPCカードを標準化しました。当初、PCMCIAにはPCカード(ISAカードのように16ビットバスを使用)のみが含まれていましたが、その後、CardBusカード(32ビットバスを使用)も含まれるようになりました。Linuxでは、広範囲にわたるPCMCIAハードウェアがサポートされています。また、LinuxにはPCMCIA管理用ツールも含まれています。

PCMCIAカードは、さまざまな目的で主にモバイルコンピューティングに使用されています。以下はその例です。

カード管理の多くは、udevおよびhotplugによって自動的に処理されます。ユーザ操作が必要とされる場合は、pccardctlコマンドを使用します。PCMCIAの背景情報については、31.2項 「PCMCIAの詳細」を参照してください。pccardctlの詳細については、31.1項 「pccardctlを使用したPCMCIAカードの制御」を参照してください。


31.1 pccardctlを使用したPCMCIAカードの制御

通常、カード管理はユーザ操作を必要とせずに、udevおよびhotplugによって処理されます。ただし、この自動プロセスが問題なく機能しない場合、pccardctlを使用してカードを手動制御できます。

以下は、最も重要なpccardctlコマンドのリストです。これらのコマンドはすべて、rootユーザで実行する必要があります。

pccardctl insert

カードが自動検出されなかった場合に、クライアントドライバにカードが挿入されたことを通知します。

pccardctl eject

手動でカードを取り出し、クライアントドライバに取り出すことを通知します。ソケットの電源を切ります。このオプションは、31.3.2項 「一般的なPCMCIAのサスペンド問題」で説明しているように、サスペンドおよび再開時に問題が発生した場合に便利です。

pccardctl suspend

ソケットを停止し、電源を切りますが、カードは取り出しません(適切なモジュールをバインド解除する)。

pccardctl resume

pccardctl resumeの後、ソケットの電源を入れ、suspendイベントの前に設定を復元します。

詳細については、pccardctlのマニュアルページを参照してください。