第6章 KInternetによるインターネット接続の管理

インターネットサーフィンや、電子メールの送受信には、モデムやISDN、イーサネットカードをマシンに接続して設定する必要があります。これは、システムアシスタントを使って行えます。

KDEでNetworkManagerを使用しない場合は、KInternetでインターネット接続を管理します。このプログラムは、インターネット接続が確立されているかを確認します。可能であれば、KDEパネルの右側に、プラグの形のアプリケーションアイコンが自動的に表示されます。ネットワーク接続の状態に応じて、パネルアイコンは次のようになります。

現在、インターネットに接続されていません。

接続が確立または切断されました。

接続が確立されました。

データがインターネットとの間で伝送されています。

エラーが発生しました。接続がを使用してすでに設定されている場合は、[ログの表示]を選択してエラーの理由を確認します。メニューには、KInternetアイコンを右クリックしてアクセスできます。

接続がまだ有効ではありませんが、要求を行えばすぐ確立されます。

KInternetパネルアイコンを右クリックして、その設定メニューにアクセスします。[設定]+[Configure with YaST (YaSTによる設定)]の順に選択すると、YaSTの設定ダイアログが表示されます。rootパスワードを入力すると、YaSTが起動します。アクセスタイプに応じて、モデム、ISDN、ネットワーク、またはDSLのいずれかの設定が起動します。

ISDN接続を利用しており、で[チャネルを束ねる]を選択した場合は、[リンクを追加]を選択すれば、2番目のISDNチャネルを既存の接続に追加できます。これによって、(価格も高くなりますが)転送速度が倍になります。チャネル構築は、大きなファイルをダウンロードする必要がある場合に有効にします。チャネル構築が有効な場合、KInternetアイコンの左上にある赤のプラス記号でそれが示されます。

コンピュータに複数のネットワークデバイスが搭載されており、そのすべてをで設定した場合は、KInternetオプション[インタフェース]を選択して、こうしたインタフェースを切り替えることができます。この操作を行うには、適切なネットワークダイアログで、[ユーザコントロール]デバイスの起動が選択されている必要があります。同様にプロバイダが複数ある場合は、KInternetの[プロバイダ]スイッチを使用してプロバイダを選択します。プロバイダは、YaSTでも設定できます。

インターネット接続を自動的に確立したい場合は、ダイヤルオンデマンド(DoD)を使用できます。このモードを選択すると、要求を送信するとすぐ、KInternetが自動的にインターネットサービスプロバイダ(ISP)に接続します。一定のタイムアウト時間を経過すると、接続が終了します。DoD接続が行われていることは、KInternetアイコンの右下の青いDで示されます。

[Warning]原価管理

定額のインターネットアカウントを持っている場合にしかDoDは意味がないことに注意してください。それ以外の場合は、接続や切断を繰り返すと、非常にコストがかかることがあります。

インターネットへの接続としてワイヤレスネットワークカードを使用する場合は、それを設定して、「リファレンス」で説明しているようにYaSTを使用してネットワークカードを設定し、YaSTでのデバイスの起動を確実に[ユーザコントロール]に設定します。インタフェースが設定されるとすぐに、通常のネットワークインタフェースの場合とまったく同様に、KInternetを使用してワイヤレスネットワーク接続を制御できます。

KInternetのWLAN機能にアクセスするには、アイコンを右クリックしてメニューを開きます。[Wireless Connection]を選択すると、2つのタブを表示したウィンドウが開かれます。最初に、接続先の適切なワイヤレスネットワークをスキャンします。[Scan for Wireless Networks (ワイヤレスネットワークの検索)]タブを選択し、[スキャンの開始]でスキャンを開始します。KInternetで継続的にネットワーク環境をスキャンする場合は、[自動更新]も選択します。[Acoustic Scan (音響スキャン)]で検出された接続ごとに、音響フィードバックを有効にします。検出された接続はすべてリストウィンドウに表示されます。表示された接続のいずれかを選択し、[接続]をクリックすると、選択したネットワークに接続されます。選択したネットワークに接続するためにさらに設定作業を行う必要がある場合は、[Start YaST]をクリックして、ワイヤレスネットワークデバイス用のYaSTネットワークモジュールを起動します。

[現在の接続]タブでは、現在のワイヤレス接続の状態を監視できます。このタブの左側のビューには、ネットワークアドレスおよびESSIDに関するすべての接続パラメータ、信号品質、信号と雑音レベル、チャネル周波数と速度、および暗号化パラメータ(暗号化タイプ、キーの長さなど)の要約が表示されます。ツリー構造のこうしたパラメータを選択し、ウィンドウの右側の部分に表示される詳細を確認します。