第7章 GNOMEデスクトップでの作業開始

目次

7.1. ログインおよびデスクトップの選択
7.2. ログアウト
7.3. デスクトップコンポーネント
7.4. Nautilusを使用したファイルおよびフォルダの管理
7.5. ネットワーク接続の管理
7.6. ネットワークシェアへのアクセス
7.7. OpenOffice.orgを使用したドキュメントのオープンまたは作成
7.8. コンピュータ上のファイルの検索
7.9. インターネットの閲覧
7.10. 電子メールとカレンダ
7.11. アプリケーション間でのテキストの移動
7.12. 主要なユーティリティ
7.13. ソフトウェアアップデートの取得

この章では、GNOME (GNU Network Object Model Environment)デスクトップを紹介します。また、ファイルマネージャNautilusの詳細を含め、デスクトップの最も重要な要素と機能の概要についても簡潔に説明します。新しいデスクトップ環境に慣れるのに役立つ、洗練された有用ないくつかのアプリケーションについても説明します。デスクトップの設定については、第8章 GNOMEデスクトップのカスタマイズを参照してください。


7.1 ログインおよびデスクトップの選択

コンピュータ上で複数のユーザアカウントが設定されている場合は、すべてのユーザが認証する必要があります。システムを起動すると、ユーザ名とパスワードの入力が求められます。これは、システムのインストール時に作成したユーザ名およびパスワードです。自分でシステムをインストールしなかった場合は、システム管理者にユーザ名およびパスワードを確認してください。

[Note]自動ログイン

コンピュータがネットワーク環境で稼動せず、そのコンピュータを自分しか使用していない場合は、自動的にデスクトップ環境としてブートすることができます。この場合、ログイン画面は表示されません。この機能は自動ログインと呼ばれ、インストール中や、YaSTユーザ管理モジュールの使用中にはいつでも有効または無効にすることができます。

ログインプロセスを管理するプログラムは、システムにインストールされたデスクトップ環境によって異なります。GNOMEの場合はGDMです。ログイン画面には、次の項目があります。

ログインプロンプト

ユーザ名およびパスワードを入力してログインします。

[Language]メニュー

セッションで使用する言語を指定します。

[Session]メニュー

実行するデスクトップを指定します。他のデスクトップがインストールされている場合は、それらが一覧に表示されます。デフォルト(通常はGNOME)以外のセッションタイプを使用する場合にのみ変更します。手動でセッションタイプを変更しない限り、それ以降のセッションは自動的に同じタイプになります。

再起動

コンピュータを再起動します。

シャットダウン

コンピュータをシャットダウンします。

7.1.1 セッションの制御

ユーザ名およびパスワードが認証されると、セッションマネージャが起動します。セッションマネージャを使用すると、セッションごとに特定の設定を保存できます。また、最近のセッションの状態を保存して、次回ログインしたときにそのセッションに戻ることができます。

セッションマネージャでは、以下の設定を保存および復元できます。

  • 外観および動作の設定(フォント、色、マウス設定など)

  • 実行していたアプリケーション(ファイルマネージャ、OpenOffice.orgなど)

    [Tip]アプリケーションの保存および復元

    セッションマネージャで管理していないアプリケーションは、保存および復元できません。たとえば、viエディタをターミナルウィンドウのコマンドラインから起動した場合、セッションマネージャでは編集セッションを復元できません。

7.1.2 デスクトップの切り替え

GNOMEとKDEの両方のデスクトップをインストールした場合は、次の手順に従ってデスクトップを切り替えます。

  1. GNOMEにログインしている場合は、[Desktop]+[Logout]+[OK]の順にクリックします。KDEにログインしている場合は、[Logout]+[End Current Session]の順に選択します。ログイン画面で、[Session]をクリックします。

  2. 目的のデスクトップを選択し、[OK]をクリックします。

  3. ユーザ名を入力します。

  4. パスワードを入力します。

  5. [Make Default]をクリックして、ステップ 2で選択したデスクトップを新しいデフォルトのデスクトップにします。または、[Just For This Session]をクリックして、前回のデスクトップを次回ログイン時のデフォルトのままにします。

KDEデスクトップの使い方については、第5章 KDEデスクトップの開始を参照してください。

7.1.3 画面のロック

画面をロックするには、次のいずれかの操作を行います。

  • [Desktop]+[Lock Screen]の順に選択します。

  • パネル上に[Lock]ボタンがある場合は、このボタンをクリックします。パネルに[Lock]ボタンを追加するには、パネルを右クリックし、[パネルへ追加]+[Lock Screen]+[Add]の順にクリックします。

画面をロックすると、スクリーンセーバが起動するか、画面が真っ黒になります。画面のロックを解除するには、マウスを動かして、ロックされた画面のダイアログボックスを表示します。パスワードを入力し、[Unlock]をクリックするか、Enterを押します。